TeNY「新潟一番」11月16日放送の情報です。
今日は、ちょっと怖いニュースです。
弥彦村に集中!?凶暴な外来生物「なぜ?カミツキガメが発見相次ぐ」です。なんと、弥彦神社がある弥彦村に野生のカミツキガメがいるそうです。
弥彦村上泉地区でカミツキガメが見つかる
今月7日に農業用水路の土の中からカミツキガメが見つかりました。発見した柄沢桂彦さんによると「見つかったのは2回目でビックリしている」。
一昨年にもこの地区でカミツキガメが見つけていたといいます。おととし自宅近くの田んぼで用水路の掃除をしていた時にもカミツキガメを発見していました。
その時は、10~15センチくらいの泥の中にカミツキガメが埋まっていたといいます。発見されるカミツキガメは、弥彦村の上泉地区に集中していて4年間に計7匹も見つかっています。
出典:ウィキペディア
北アメリカなどが原産の外来種で、ペットとして日本に輸入されています。
生態系を壊す恐れがあるとして、2005年に「特定外来生物」に指定されていて、原則、飼うことができません。
寺泊水族博物館では
許可を受け、カミツキガメを1匹飼育しています。
カミツキガメは攻撃的で、噛まれると指を失う危険もあります。大怪我することもある危険な亀です。手袋でつついてみると、すぐに噛み付くほどです。
長岡市寺泊水族博物館 青柳彰館長は、複数のカミツキガメが捨てられ、弥彦村に住み着いたのではないかと指摘します。「今は、個人が飼うことも購入することも販売することもできないので特定外来生物に指定される以前の個体が多く日本に入ってきている法律のもとで飼いきれず捨てる。疑問ですよね、弥彦村でなぜ多く見つかるのかは」と話す。
青柳館長がカミツキガメが見つかった現場を調査すると、コンクリートで固められていない土水路が多くあり、カミツキガメが土水路の泥の中で越冬したのではないかと見ている。
泥の中にはアメリカザリガニがいるので、カミツキガメのいいエサになる。カミツキガメが自然繁殖しているかは分かっていないものの、住民のみなさんは戸惑っています。
住民のみなさんは
「誰か飼っていて逃げたのか放したのか、おそらく増えているのでは」。
「飼っていた人がどうしようもなくて放した、それが増えてきたのではないですか。村の人達はそう言っている。田植えの時期は子どもも田んぼについていくので危ないですよね」。
中にはカミツキガメをスッポンと間違う人も
「お父さんが捕まえてきて、その水槽の中に一冬いました」。
3年前、体長約15センチのカメを飼ったが8ヶ月後にカミツキガメと気がつき届け出たといいます。エサをくれなくても生きていたそうです。
「普通のカメだと思っていたらどうも違うみたいだなと、やっぱおっかない、噛まれるとどうなるか」。
増え続けるカミツキガメに悩まされる地域も
千葉県にある印旛沼では、およそ40年前の1978年カミツキガメを初めて確認し、今では推計16,000匹まで繁殖している。
毎年、約1,000匹を駆除しても増え続けている。
カミツキガメを見つけたら
県は、カミツキガメを見つけた場合は自分で捕まえようとせず、警察や保健所に連絡するように呼びかけいます。
カミツキガメは、大きいメスの場合、1度に100個以上産卵するそうです。現在、弥彦村で卵や子ガメは確認されていません。なので、自然繁殖しているかは分かっていません。
県内にもカミツキガメの他に
巨大なワニガメも確認されている。
アメリカ原産の特定動物で、2013年に上越市大潟区の朝日池で発見されました。
現在ワニガメは、寺泊水族博物館で飼育されています。
他には、ミシシッピアカミミガメです。
アメリカ産別名「ミドリガメ」が野生で増え全国的な問題になっている。
飼うことが禁止されている生物はもちろん飼えませんが、生き物を飼ったら自然に放さず最後まで責任を持って育てないといけませんね。