マダニに咬まれる感染症は新潟でも過去に発生

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マダニ類媒介感染症が新潟県でも過去に確認されています。

平成26年7月、新潟県内で初めてマダニ類が媒介する感染症「日本紅斑熱」の患者発生がありました。マダニ類が媒介する感染症としては、ほかに「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」があり、いずれも治療が遅れると重症化する恐れがあります。

目次

マダニ類について

マダニ感染症 新潟でも過去に確認
出典元:新潟市
画像はマダニ類の1種のフタトゲチマダニの雌

マダニは、食品等に発生するコナダニや衣類、寝具に発生するヒョウダニなど、家庭内に生息するダニとは種類が異なります。マダニ類は、固い外皮に覆われた比較的大型(吸血前で3から8ミリメートル)のダニで、日本全国に分布しており、主に森林や草地など屋外に生息しています。市街地周辺でも普通に生息しています。多くはヒトや動物に取り付くと、皮膚にクチバシ様のものを刺して長時間吸血しますが、咬まれたことに気づかないことも多いです。

日本紅斑熱について

小型の細菌「リケッチア」によって引き起こされる。
感染すると発熱や頭痛などの症状が現れます。
主に九州、四国、中国、近畿地方において患者が発生しています。
新潟県内では調査対象となった平成11年以降、今まで患者の発生はありませんでした。

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について

SFTSウイルスによって引き起こされる病気で、主な症状は発熱と消化器症状です。
重症化すると死亡することもあります。
平成25年1月に国内で初めて患者が確認され、現在までに宮崎県、愛媛県、広島県、高知県など九州、四国、中国地方を中心に79人の患者が確認されています。
新潟県内では患者は確認されていません(平成26年7月10日現在)

感染経路

多くは、ウイルスなどを保有しているマダニに咬まれることにより感染していますが、感染患者の血液、体液との接触感染も報告されています。
ただし、インフルエンザなどのように容易に人から人へ感染して広がるものではありません。

予防方法

マダニに咬まれたとしても必ず感染する訳ではありません。しかし、予防するためには、まず咬まれないようにすることが重要です。
特に、マダニの活動が盛んになる春から秋にかけて農作業、レジャー、庭仕事など野外で活動する際には、次の点に注意が必要です。

  • 長袖、長ズボンなどを着用して皮膚の露出を避ける。ズボンやシャツの裾などを入れ込んでマダニの入り込みを防ぐ。長靴を履くのも効果があります。
  • 防虫スプレーを使用する。
  • 屋外活動後は、ダニが衣類についていないか確認する。
  • 帰宅後は、入浴して身体をよく洗いダニに刺されていないか点検をする。
  • もし、ダニに刺されている場合は、早期に除去することが重要です。その際は、皮膚科などの医療機関で除去してもらうことをお勧めします。

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農作業等では長袖長ズボンを履いて作業をすることもありますが、キャンプ、アウドドア、レジャーで、森林で遊ぶ時は、半袖半ズボン、サンダルが多いですよね。十分に気をつけてマダニに咬まれないようにしましょう。

出典元:新潟市、画像出典元:新潟市(city.niigata.lg.jp)

※本記事に記載されている価格や情報は、執筆当時のものです。現在は変更されている場合がありますので、最新情報についてはお店の公式サイトや直接お問い合わせください。また画像はイメージの場合があります。

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