個性派雑貨とサブカルチャーの聖地として知られる「ヴィレッジヴァンガード」。全国的な店舗の整理が進む中、新潟県内の店舗は今、どうなっているのか?気になる現状と今後の可能性についてご紹介します。
現時点での新潟県内の状況
2025年7月時点では、新潟県内のヴィレッジヴァンガードに閉店予定は発表されていません。県内では以下の5店舗が営業中です。
- ビルボードプレイス店(新潟市中央区)
トレンド雑貨充実、若者中心のスポット - イオンモール新潟南店(新潟市江南区)
ファミリー向け商品が豊富 - アピタ新潟西店(新潟市西区)
本と雑貨のバランスが良い - リバーサイド千秋(長岡市)
地域密着型の品揃え - イオンモール新発田店(新発田市)
季節のコーナー展開が人気
全国的な動きと今後の予測
2026年5月期までに全国で約81店舗が閉店予定と報道されており、現在営業中の新潟県内店舗も対象になる可能性はゼロではありません。対象店舗の詳細は2025年秋~年末にかけて順次発表される見込みです。
閉店の背景には、BC化・購買動向の変化・収益構造の見直しなどがあるとされ、今後も「生き残る店舗=地域密着+特色ある運営」が鍵になるでしょう。
注目したいポイント
- 各店舗のSNSや店頭掲示をこまめにチェックすることが大切
- 閉店決定時には最大70%OFFのセールが実施されることも
- 地域メディアや公式サイトの最新情報も確認を
意味がないからこそ、豊かだった 雑貨に感じた“かっこよさ”の記憶
ヴィレッジヴァンガードで、トイカメラや奇抜なガイコツを手に取っていた頃、私たちは“面白い”という理由だけで財布を開く。必要かどうかなんて関係なかったかもしれない。「これ、なんか好きだな」と感じた瞬間が、自分の感性を信じるひとつの表現だったみたい。
振り返れば、それができたのは“使える余裕”があったから?お金の余裕だけでなく、心の余白も。生活の中で「無意味なものに意味を見出す」そんな文化的な贅沢が許されていた時代でした。
しかし今、価値観は大きく変わったようです。「欲しいもの」は存在していても、それは“必要性”や“意味”、“ライフスタイルへのフィット”といった軸で選ばれるようになったかも。衝動買いは贅沢になり、雑貨への手は自然に遠のいてしまっているかもしれません。
光るデジタル時計を部屋に飾るかっこよさ。今なら買わないけど、買っていたんですよね。使わないフックみたいなのとか、泡がブクブクする光るインテリアみたいなのも買ってました。今なら買わないんですけどね。
ヴィレッジヴァンガードがあると、懐かしいという気分で店内に入るけど、前はすれ違うのも大変なほどお客さんがいたのに、ほぼ貸切状態ですからね。改めて商品を見ると、前ほどワクワクしない。たぶん同じようなものが販売されていると思うんですが、大人になて欲しいものの基準が変わったようです。久しぶりにまた行ってみようかなと思います。