2025年4月、新潟県佐渡市の行谷小学校に、ある特別な新入生が入学しました。その名も「ゆきなちゃん」。2歳の黒ヤギで、児童数減少により新入生がいなかったこの小学校に、地元農家の協力で入学したのです。
児童たちは毎日、エサやりや散歩などを通じてゆきなちゃんとふれあい、命の大切さや思いやりを学びました。行谷小学校はトキの飼育実績もある自然豊かな学校で、動物との共生教育に力を入れてきました。
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児童より一足早く卒業式へ
閉校が決まっている行谷小学校では、2025年7月24日に「ゆきなちゃんの卒業式」が行われました。全校児童44人と教職員が見守る中、体育館で行われた式は、笑顔と涙に包まれた温かな時間となりました。
卒業後のゆきなちゃんはどこへ?
卒業後のゆきなちゃんは、元の飼い主である地元農家に戻る予定です。児童たちとのふれあいを経て、地域のアイドル的存在となった彼女は、今後も佐渡市内で元気に暮らしていくとのこと。