最近、北海道で初めて「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」の感染が確認され、全国的な広がりが懸念されています。新潟県では現時点でSFTSの患者は確認されていませんが、「新潟だから大丈夫」とは言い切れない状況です。
目次
SFTSとは?
- 原因:SFTSウイルスを保有するマダニに刺されることで感染
- 潜伏期間:6日~2週間
- 主な症状:発熱、食欲低下、嘔吐、下痢、腹痛など
- 重症化リスク:致死率は10~30%とされ、早期の医療対応が重要です。
新潟県の現状
- 新潟県では、過去に「日本紅斑熱」などマダニ媒介感染症の発生が確認されています。
- SFTSの患者は今のところ確認されていませんが、マダニは県内の山林・草地・河川周辺・自宅近くにも生息しており、注意が必要です。
予防のポイント(春~秋は特に注意)
- 長袖・長ズボン・長靴を着用し、肌の露出を避ける
- 草むらに衣類を置いたり、休憩・用便をしない
- 防虫スプレーを活用する
- 屋外活動後は入浴し、マダニが付着していないか確認する
- 刺された場合は自分で引き抜かず、皮膚科で除去してもらう
感染経路と注意点
- マダニに刺されることで感染するほか、感染者の血液や体液との接触でも感染する可能性があります
- ただし、インフルエンザのように人から人へ簡単に広がるものではありません

新潟県内でも、農作業・山菜採り・庭仕事・アウトドアなど、日常の中でマダニに接触する機会は少なくありません。「まだ新潟では出てないから大丈夫」ではなく、「今のうちに予防しておこう」という意識が大切です。
地域の皆さんの安心と安全のために、ぜひご家族やご近所にもこの情報を共有してください。
詳しい情報は、新潟県公式ページをご覧ください。