最近、広島市の公園や保育園で毒グモ・セアカゴケグモが相次いで発見され、ニュースでも大きく取り上げられています。特定外来生物として知られるこのクモ、実は全国に広がりつつあるのをご存知ですか?
そこで、今回は、「新潟は安全なのか?」という視点から、現状と対策をまとめてみました。
セアカゴケグモ(特定外来生物)とは?

- 原産地:オーストラリア
- 特徴:メスは背中に赤い縦線があり、強い神経毒を持つ
- 危険性:攻撃性は低いが、触ると咬まれることがある。咬傷によって腹痛・吐き気・筋肉痛などの症状が出ることも
- 外来生物法の「特定外来生物」に指定されており、生きたまま保管や運搬等をすることが禁止されています。
セアカゴケグモの毒性が強いのはメスだけで、オスにはほとんど毒がありません。
メスの体長は約10mmで、背中に赤い帯状の模様があり、強い神経毒を持っています。
オスの体長は約3~5mmと小さく、色も薄め。毒性はほとんどなく、咬まれても健康被害はほぼないとされています。
新潟県でも発見されている
実は新潟県内でも過去に新潟市や柏崎市でセアカゴケグモが確認されています。県の公式サイトでも注意喚起がされており、以下のような対策が推奨されています。
- 見つけても素手で触らない
- 市販の殺虫剤や熱湯で駆除
- 咬まれた場合はすぐに医療機関へ
どこに潜んでいるの?
セアカゴケグモは、以下のような場所に巣を作る傾向があります。
- コンクリートの隙間
- プランターの裏
- 室外機や排水溝
- 靴や傘など屋外に置いた物の中
つまり、私たちの生活圏にひっそりと潜んでいる可能性があるのです。
新潟県民ができること
- 定期的なチェック:庭やベランダ、車の下などを確認
- 情報共有:地域での発見情報をSNSや自治体に報告
- 子どもへの教育:触らない・近づかないことを教える

新潟でも例外ではないんです。
広島のニュースは他人事ではありません。新潟でも過去に発見例がある以上、「見つけたらどうするか」を知っておくことが大切です。
詳しくは新潟県の公式サイトをご覧ください。