赤ちゃんの夜泣きは、ママにとって思った以上に心と体の負担となるものです。
深夜、泣き止まないわが子を抱えながら、静まり返った部屋の中でふと孤独を感じたこと、ありませんか?
「誰にも頼れない」「また朝までひとりきりかもしれない」
そんな夜が少しでも和らぐように、新潟市西蒲区には、夜の子育てをやさしく受け止めてくれる居場所があります。
その名も「ヨナキリウム」。
必要な時にそっと寄り添ってくれる、深夜のまちの灯りです。
🍼ヨナキリウムってどんなところ?

JR巻駅前「マキエキマエ」内にあり、毎週水曜の夜22時~翌朝6時に開放されている子育て支援スペースです。
対象はママ・プレママと赤ちゃん(男性の入室不可)。
忙しい育児の合間に、ふと息をつきたくなったとき、気軽に立ち寄れるようなつくりになっています。
施設の特徴
※価格やサービスは変更する場合もありますので、詳しくは公式Instagram等をご覧ください。
- ヨナキリウム
- 営業日時:毎週水曜 22時~6時
- 利用料:500円(+200円でドリンクバー利用可)
- 販売品:ミルク・離乳食・おむつなど(各50円~)
- 設備:授乳室・仮眠スペース・Yogibo・バウンサーなど
- 空間演出:海の中をイメージしたやわらかい照明と落ち着いた内装
- スタッフ体制:子育て経験のある女性スタッフが常時2名以上常駐
仮眠したいときなどには、スタッフがさりげなく寄り添いながら見守ってくれるため、ひとときでも安心して心と体を休めることができます(※託児ではありません)。
「赤ちゃんの鳴き声を気にせず過ごせる」「誰かの存在を感じながら過ごせる」
そんな居場所が、深夜という時間帯に用意されていることに、大きな意味があります。
🌙なぜ「夜」の時間帯が大切なのか
夜泣きがピークを迎えるのは、生後5か月(早い子は3か月)~1歳半ごろ。
この時期の育児は、日中の疲れに加えて、夜も気の休まらない状態が続きがちです。
日中なら誰かに話しを聞いてもらえたり、近所の支援施設を利用できたりすることもあります。
でも、夜になるとその選択肢はぐっと限られてしまいます。
「どこも閉まっている」「頼れる場所が見当たらない」
そんな閉塞感の中で、「深夜でも自分を受け入れてくれる空間がある」と思えるだけで、少し気持ちが軽くなる人もいるかもしれません。
もちろん、赤ちゃんを連れて夜に外出するのは簡単なことではありません。
それでも、必要なときに、自分の気持ちを落ち着けられる場所が存在するという事実は、“誰にも言えないしんどさ”を抱えたママたちにとって、あたたかな支えとなるはずです。
ヨナキリウムは、そうしたお母さんたちに静かによりそう深夜の居場所です。
昼間でも利用できる支援施設があります(西蒲区)
西蒲区には、日中にママと赤ちゃんが気軽に立ち寄れる子育て支援の場所もいくつかあります。
地域子育て支援センター(一部紹介)
- ころころ広場(巻地区/どんぐりの舎内)
- ぽかぽかコアラ(岩室保育園内)
- さくらんぼ(中之口こども園内)
- ぴよぴよ(かたひがしこども園内)
※サービスが終了している場合もありますので、直接お問い合わせください。
民間団体による取り組みも活発です
- Heart tree(巻地区)
- トレジャーボックス(巻地区)
- お結び(岩室地区)
※サービスが終了している場合もありますので、直接お問い合わせください。
昼間の支援施設は、親子のふれあいや情報交換の場として、地域に根づいています。

育児には、毎日が小さな挑戦の連続。声にならない不安や、誰にも見られない涙も、きっとたくさんあると思います。だからこそ、そっと気持ちに寄り添ってくれる場所があることを、ひとりでも多くのママたちに知ってほしいと思います。
ヨナキリウムは、そんな夜の安心を支えてくれる場所。
そして、西蒲区(他地域にも)には昼間にも、ママと赤ちゃんの“今”によりそう居場所があります。
詳しくは公式サイト「Instagram @yonakirium」をご覧ください。