新潟県南魚沼市で開催される「しおざわ夏まつり花火大会」は、地域の伝統と人々の祈りがひとつになる、夏の夜の特別な時間。2025年も例年通り、7月16日(水)に開催される予定です。幻想的な川面の反射花火が名物のこの大会は、大規模イベントとはひと味違う、心に残る“地元の夏”を体感できます。
開催概要 2025年もしおざわの夜が華やぐ
- イベント名:しおざわ夏まつり花火大会
- 時間:19時45分~21時(予定)
- 会場:塩沢中学校裏・魚野川河川敷周辺
- 打上数:およそ230~250発
- アクセス:JR上越線「塩沢駅」より徒歩約10分
- 観覧料:無料(有料観覧席なし)
地元に根ざした花火大会 住吉神社例大祭のクライマックス
この花火大会は、住吉神社例大祭(通称:塩沢まつり)の一環として行われます。地域に暮らす人々が、厄年を迎える方々の無病息災や還暦祝いの想いを込め、祭りのフィナーレとして夜空に願いを打ち上げます。
ほかの花火大会とは違い、商業的な派手さではなく、静かでどこか懐かしい夏の情景が味わえる点も魅力です。
魚野川と夜空が織りなす幻想風景
魚野川の水面は、花火の色を柔らかく映し出す天然のキャンバス。川面に映る花火が二重に広がる光景は、写真以上に心に刻まれる美しさ。風のない夜には、水鏡のような幻想的な風景が広がります。
地元の夏を感じたいなら、この花火大会へ
このイベントの魅力は、混雑の少なさと落ち着いた雰囲気。地元の人々は自宅や近隣の橋の上から観賞することも多く、ゆったりとしたペースで夏の夜を満喫できます。屋台の出店は控えめですが、その分、自然と人との距離が近くなり、まさに地域に“溶け込む”体験ができます。

心に残る静かな夜、しおざわの夏を歩こう。
2025年7月16日、南魚沼市・塩沢の夜空に咲く花火は、地域の想いと自然が織りなす、唯一無二の夏の風物詩。にぎやかさではなく、あたたかさを感じたい人にこそおすすめしたいイベントです。
しおざわの夏夜に、静かに灯るひととき。観るたびに、心がほどけるーーそんな花火大会です。