TBSテレビ『あさチャン』(2018年11月8日放送)で、話題の現場や人を直撃する『あさチョク』で、流通量が少ないことから、幻とも言われている魚沼産のコシヒカリを特集!
街の人に「ブランド米と聞いて思い浮かぶお米は?」と訊くと
- 魚沼産のコシヒカリ、これ食べてます。
- コシヒカリ!新潟魚沼産ですね。
- やっぱりコシヒカリかなぁ魚沼産でしょう。
圧倒的に多いのが『魚沼産コシヒカリ」でした。
ほとんどの人がブランド米と聞くと魚沼産コシヒカリ!
取材したのは都内だと思うんですが、その知名度は凄いですね。
この魚沼産コシヒカリが2種類(2品種)あるのは知っている?
- マジかー知りませんでした。
- 分かんない、冷めてもおいしいとか 違うか!
- 私、新潟にいたけど知らない。
地元の人も知らない『2種類のコシヒカリ』誰も知らない?
AKOMEYA TOKYO(東京・銀座)
銀座にあるお米専門店に行ってみると、魚沼産コシヒカリありました。こちらにはちゃんと2種類あります。
2種類の『魚沼産コシヒカリ』品種の違いは明記されていないが、
『(AKOMEYA銀座で販売してる魚沼産コシヒカリの2種類について)南魚沼のコシヒカリが「BL種」と呼ばれる一般で広く流通しているコシヒカリで、中魚沼のコシヒカリが「従来種」と呼ばれる昔ながらの品種のコシヒカリです(AKOMEYA TOKYO杉本薫さん)』
※南魚沼産がすべてBL種ではなく、従来品種を生産している農家さんもいます。
流通量が少なく『幻』といわれる『従来種コシヒカリ』とは?
新潟で幻のコシヒカリを作っている農家へ直撃!
新潟県南魚沼市で『幻のコシヒカリ(従来品種)』を生産している農家さんを発見!直撃します。
さらにミシュランガイドで7年連続星を獲得する名店『鈴なり(店主:村田明彦さん)』にたどり着いた!
名店が絶賛する幻のコシヒカリ。
幻の魚沼産コシヒカリを食べられるという新潟県南魚沼市にある農家レストランへ。
農家レストラン『まつえんどん』(新潟・南魚沼)
こちらの農家レストランでは、幻と呼ばれる『従来種コシヒカリ」と、10種のおかずのランチバイキングが人気!
- ランチバイキング 1,500円
※日によってお米の品種は変わるそうです。
おいしいお米を求めて連日多くのお客さんが来店。
幻のコシヒカリを食べたお客さんは、
- 米がすごく粒がしっかりしてておいしかったです。
- とってもおいしいです。一番です。
普通のコシヒカリと何が違うのか?
農家レストランを運営している父親の代から南魚沼で2種類のコシヒカリを生産している『みわ農園』の三輪弘和さんにきくと、
従来種コシヒカリは、病気に弱かったり数量が安定しないということがあった、そこでより強いコシヒカリにするために品種改良されたのが『BL種コシヒカリ』です。
BL(ブラスト・レジスタンス・ラインズ)種は、稲が枯れたり生育を阻害する『いもち病』という病気に強い品種です。
新潟県は2005年に味はそのままで病気に強い新たなコシヒカリ『BL種』を開発。
切り替えを推奨した結果、現在では新潟県産コシヒカリの93%が『BL種コシヒカリ』になっています。
一方で、昔ながらの新潟県産『従来種コシヒカリ』はわずか7%と一部の農家さんがわずかに作るのみになっています。
その希少性から『幻』とは品種改良前のコシヒカリのことでした。
三輪農園では、『従来種コシヒカリ』を農薬を極力使わず病気にならないよう手間暇かけて作っています。
作るのが本当に大変だということですが、なぜ『従来種コシヒカリ』を作り続ける理由は?
三輪さん『昔から食べている方とか「従来のコシヒカリ」を作ってほしいという方もいますし、飲食関係とかですと、逆に「従来のコシヒカリ無いんですか?」と求められている』という声に応え大変ですが、がんばって作り続けているということです。
その希少な従来種のコシヒカリを使っているのが東京四谷にあるミシュランガイド星獲得の料理店『鈴なり』です。
幻の魚沼産コシヒカリを絶賛!『鈴なり』(東京・新宿区荒木町)
ミシュランガイド7年連続で星を獲得している料理店『鈴なり』。
幻の『従来種コシヒカリ』を使っている理由は?
店主 村田明彦さん『従来種コシヒカリを食べてみたんですよ。ものすごくおいしくて、あれ、なんだろうこの米って、「コシヒカリ」なんですけど、粒の大きさ、粘り、香り、甘みのバランスが良かったんです。これはやっぱりお客さんにも伝えたいなと思った』ということです。
お店では、コース料理の中の一品として、旬の食材と合わせた『炊き込みご飯』として提供しています。
この時期は、
- 幻のコシヒカリ使用の『松茸きのこごはん』です。
従来種コシヒカリの評判は良く、
- お米おいしいね。
- 前のお米と変わった?
と、お客さんにも好評だといいます。
インターネットで生産農家が直販しています。
魚沼産・従来種コシヒカリの通販・お取り寄せ
以下のネット通販店でも従来種コシヒカリは販売してました。
※商品説明に従来種コシヒカリと書かれているかご確認ください。システム上普通の魚沼産コシヒカリもリストの混ざる場合があるようです。
上の画像の商品(楽天市場)は、「まつえんどん(みわ農園)」さんの南魚沼産従来品種(非BL種)コシヒカリです。
独自の栽培方法で育てる南魚沼産の従来品種コシヒカリで、水田ごとに肥料を変えるこだわりのお米。
農家レストラン『まつえんどん(みわ農園)』三輪弘和さんが生産しています。
三輪さんは、お米生産者であり、イタリア料理店と居酒屋で11年間、料理人として勤務していた実績の持ち主。
農家レストラン『まつえんどん』みわ農園
農家レストラン『まつえんどん』は、農業×料理人のご夫婦が家族で営んでいます。
お店オススメのメニューは、
- まつえんどんの本気丼『にいがた和牛すじ煮込みと季節野菜の糀炒め』 1,500円
平成30年7月28日(土)~11月30日(金)まで開催される日本一の南魚沼産コシヒカリ・プロジェクト(本気丼2018)
日本一の食味を誇るコシヒカリの産地としてのブランド力向上と交流人口数の拡大を目的とした食のキャンペーンです。
「産地にしかできないこと」をテーマに、ブランド米として高価で希少というイメージの強い南魚沼産コシヒカリを、市内外の人にお腹いっぱい味わって欲しいという企画です。
66の各店舗の本気丼を堪能してください。
本気丼の詳細はこちら majidon.jp
減農薬で大切に育てる自家製コシヒカリと新鮮な地元野菜が堪能できる、米農家が営むレストラン。
旨味たっぷりのにいがた和牛の牛すじをじっくりと柔らかくなるまで煮込み、彩りの良い新鮮な野菜は、甘酒のような甘みが特徴の木津醸造所のねかせ糀で炒めた、日替わりの小鉢もついて、新潟、南魚沼のおいしさが詰まった一杯です。
農家レストラン・まつえんどん
ランチは大人気バイキング70分(1,500円)、夜は定食屋さん。
ご予約で宴会コースもあり。
店名 | 南魚沼農家レストラン まつえんどん |
住所 | 新潟県南魚沼市美佐島972 |
電話 | 025-775-7401 |
営業時間 | ランチ11時~15時/ディナー18時~21時 |
定休日 | 日曜日(翌月曜が祝日の場合は日曜営業、月曜休み) |
駐車場 | 6台 |
URL | miwanouen.net |
詳しくはホームページでご確認ください。
農家レストランまつえんどん』アクセス(周辺の地図・場所)
幻のコシヒカリ(従来品種)を知ってましたか?
BL種の生産が始まったのが17年前の2002年から。
今ではほとんどの農家さんがBL種コシヒカリに変わっていて、従来種コシヒカリを生産する農家さんは7%でとても希少なコシヒカリです。
BL種も従来品種と味や食感が変わらないで、いもち病などの病気に強い改良品種ということで、おいしいお米です。
しかし食べた人の話によると、従来品種コシヒカリは美味いらしいんですよね。
食べ比べるとそんなに違いがハッキリとわかるものなのでしょうかね。
2002年より前にみんなが食べていたのは従来種のコシヒカリだったわけですが、今、従来種を食べると懐かしい気持ちになるのかな?
無性に食べたくなりました!
まつえんどんさんの他には従来種コシヒカリが食べられる飲食店はないのかな?
TBS『あさチャン』幻のコシヒカリ(従来種)『農家レストラン・まつえんどん(南魚沼)』(グルメ/お米/ランチ)
画像は、まつえんどんさんHPより引用