新潟県上越市の夏を代表する風物詩「高田城址公園 観蓮会」が、2025年も7月19日（土）から8月24日（日）まで開催されます。約19ヘクタールの外堀を埋め尽くす蓮の花は、まさに“東洋一”と称される壮観な景色です。この記事では、観蓮会の見どころに加え、会場となる高田城址公園の歴史や年間イベント情報も交えてご紹介します。
目次
高田城址公園とは？歴史と自然が調和する名所
高田城址公園は、徳川家康の六男・松平忠輝が築いた高田城の跡地に整備された都市公園。明治時代には旧陸軍第十三師団の駐屯地として整備され、現在の地形はその際に形成されたものです。園内には復元された三重櫓や歴史博物館、図書館、美術館などが点在し、文化と自然が調和した空間となっています。
公園の面積は約50ヘクタールにおよび、市街地中心部に位置する都市公園としては全国でも有数の規模を誇ります。2020年には名称が「高田公園」から「高田城址公園」へと改称されました。
観蓮会の見どころ 幻想的な早朝の蓮と多彩な催し
- 蓮の開花は早朝が見頃
蓮の花は朝5時頃から開き始め、昼前には閉じてしまう。最も美しい時間帯は午前中、特に7時～9時頃が狙い目です。 - 世界の蓮が集まる「観蓮園」
西堀北側にある観蓮園では、金輪蓮、廬山白蓮など、国内外の珍しい品種が植栽されており、蓮の多様性を楽しめます。 - 週末限定のイベントも充実
地元特産品の物産展や、ボランティアガイドによる園内案内、高田城三重櫓のライトアップなど、文化と自然が融合した体験ができます。 - 2025年の新企画にも注目
人力車での蓮めぐり、越後上杉おもてなし武将隊とのツアー、Instagramによるフォトコンテストなど、参加型の企画も予定されています。
高田城址公園の年間イベントスケジュール（主なもの）
- 3月下旬～4月上旬：高田城址公園観桜会
約4,000本の桜が咲き誇り、「日本三大夜桜」のひとつとして知られています。夜桜のライトアップは幻想的です。 - 7月中旬～8月下旬：高田城址公園観蓮会
外堀を埋め尽くす蓮の花が見頃を迎え、早朝の幻想的な風景が人気です。 - 8月下旬：謙信公祭（春日山城跡などと連携）
上杉謙信公を讃える歴史イベントです。武者行列や合戦再現が行われます。 - 通年：オーレンプラザでの音楽会・展示会・講演会など
市民交流施設として、文化・芸術イベントが多数開催されています。
アクセスと所在地・基本情報
- 高田城址公園
- 住所：新潟県上越市本城町44-1
- 電車利用：JR高田駅から徒歩約15分 / 頸城バス「高田城址公園入口」下車すぐ
- 車利用：上信越自動車道「上越高田IC」から約10分
- 駐車場：第1～第8駐車場あり（約850台）
- 入園料：無料
- 施設：高田城三重櫓、歴史博物館、図書館、美術館、芝生公園、遊具、遊歩道など
新潟いいね！高田城址公園 観蓮会は、自然美と歴史、地域文化が融合した夏の風物詩。早朝に咲く蓮の幻想的な光景はもちろん、週末のイベントや観蓮園の多彩な品種も見逃せない。公園自体も歴史と文化が息づく名所で、年間を通じて楽しめます。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
