【竹細工を学べる!体験できる竹道場】松兵衛 長岡市上塩(栃尾)新潟

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新潟県長岡市上塩(旧栃尾地区)にある「竹道場 松兵衛」さんは、竹細工を学ぶことができる新潟県内でも貴重な場所です。この道場を支えるのは、80歳の師範・葛綿慎さん、と、36歳の弟子・奈良場香織さん。歳の差44歳という世代を超えた二人が情熱を持って竹細工技術を広めています。

目次

師範と弟子の歩み

竹道場 松兵衛 竹細工の体験・入門・販売 長岡市上塩(栃尾地区)
画像:竹道場 松兵衛 さんInstagramより

葛綿さんは長岡市上塩で生まれ育ち、竹細工は子どもの頃から身近なものでした。当時は地域の多くの集落で、冬の副収入として竹細工が行われていました。葛綿さんも親が竹細工を作る姿を見ながら自然と技術を身につけました。その後、栃尾市役所(当時)に勤務しながら趣味として竹細工を続けていました。

しかし、プラスチック製品の普及により、上塩地区を含む地域では竹細工の需要が減り、作り手も少なくなっていきました。「この技術がここで終わるのはもったいない」との思いから、技術を守り広めたいという熱意を持つ続けてきました。

そんな折、東京から奈良場香織さんが長岡市栃尾地区に移住。「自然と調和した暮らしがしたかった」と語るヘチマ農家の奈良場さんは、冬の仕事として竹細工を学びたいと思い、葛綿さんにLINEで直接連絡を取り、弟子入りを申し出ました。この出会いをきっかけに、2023年5月に竹細工の技術を広める場として「竹細工 松兵衛」が誕生しました。

竹細工の技術と魅力

竹細工では、竹を細かく割り薄くした「竹ひご」を作り、それを編み上げて形を完成させます。この「竹ひご作り」が最も重要な工程で、美しい作品を作るための鍵となります。葛綿さんは厚さ0.3mmの竹ひごを作る技術を持つ名人であり、すべて手作業で丁寧に作り上げています。また、全てが均一に仕上がることで、曲げたときに美しい円形を作ることができます。

竹の収穫時期は秋から冬が最適とされています。この時期は竹が休眠しており水分量が少なく、加工に適した状態となります。竹選びから始まり、繊維に沿った加工が求められるため、技術者の熟練した技が不可欠です。

道場で作られる作品には、手籠やゴミ籠、ランプシェードなどの現代風にデザインされたアイテムがあり、多くの人々から注目を集めています。これらの作品には5日以上かけて仕上げるものもあり、その繊細さと美しさで遠方から通う人も多いのが特徴です。

竹道場 松兵衛の体験と詳細情報

竹道場では月1回、初心者向けの体験会を開催しています。この体験会では、伝統的な「六つ目編み」という技法を使ったカゴ作りを体験できます。約2時間の体験プログラムは、竹細工の魅力に触れるきっかけとして最適です。

入門生向けの充実した学び

道場生は1年間で竹ひごの作り方やカゴの編み方5種類を学びます。基礎から応用まで段階的に学ぶことができ、初心者から経験者まで満足できる内容となっています。

竹道場と作品販売

竹細工の販売 松兵衛 長岡市上塩 栃尾・新潟
画像:竹道場 松兵衛 さんInstagramより

竹道場は、葛綿さんの親戚が所有していた古民家を活用しています。道場内の階段下には、師範と道場生が制作した竹細工作品が展示・販売されています。訪れた方々が直接その作品を手に取ることができ、竹細工の魅力を広める場ともなっています。

店舗情報

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※本記事に記載されている価格や情報は、執筆当時のものです。現在は変更されている場合がありますので、最新情報についてはお店の公式サイトや直接お問い合わせください。また画像はイメージの場合があります。

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竹道場 松兵衛 竹細工の体験・入門・販売 長岡市上塩(栃尾地区)

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