2026年12月、十日町上島に「ホテルルートイン十日町」がオープン予定です。
大浴場に千手温泉(千年の湯)の源泉が運搬されるということで、「ビジネスホテルで天然温泉に入れる!」と楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?
…が、実はこの裏で、地元の温泉ファンにはちょっとショックなニュースが入ってきました。
これまで千手温泉でひっそり(?)行われてきた「温泉水の持ち帰り無料サービス」が、ルートインの開業に合わせて「1回100円」に有料化されることになったんです。
今回は、市が発表した決定事項と、なぜ個人利用まで煽りを受けることになったのか、その気になる背景をわかりやすくまとめてみました。
※個人的感想も入ります。
決定事項:ルートインへの温泉供給と新しい料金ルール
十日町市議会で発表された主なポイントは以下の通りです。
- ルートインへの供給:2026年12月から、週3回ほど(1回4トン)温泉水を運ぶ
- 商用料金:1立方メートル(1,000L)あたり550円
- 個人利用:1回(上限500Lまで)100円に変更
これまではスタッフさんに声をかければ無料でポリタンク等に分けてもらえていたようですが、2026年12月からは一律で100円がかかるシステムに変わります。
市としては、ルートインに温泉を売ることで、「年間約45万円の温泉水売上」と「年間700万円超の入湯税」が入ってくる計算なので、かなり大きな財源になるわけです。
ここがモヤモヤする!個人ユーザーから見た2つの不満点
「商用のルートインからお金を取るのは分かるけど、なんで今までタダだった個人までお金を取るの?」とモヤモヤしてしまいますよね。
実際に個人的に気になったポイントを2つ挙げてみます。
① 少量を汲む個人ほど「割高」になる不思議な計算
今回のルールは「量」ではなく「1回(上限500L)」で100円という設定です。
でも、個人で汲みに行く人って20Lのポリタンク2~3本(40~60Lくらい)が普通ですよね。500Lなんて軽トラに巨大タンクを積まないと運べません。
- 20L汲む場合:1Lあたり5円
- 500L限界まで汲む場合:1Lあたり0.2円
こうして計算してみると、少量を大事に持ち帰りたいだけの一般ユーザーほど、実質的に割高な料金を払うことになってしまいます。
② 制度変更の経緯と個人的に感じた疑問
【公表されている事実】
十日町市によると、今回の決定はルートインジャパンの申し出を受け、これまで存在しなかった温泉水の供給に関する条例案を新設したことによるものです。市は商用利用の開始に合わせて管理ルールを整え、商用・個人ともに有償化する方針を示しています。
【個人的な推測・感想】
あくまで個人的な見解ですが、大手企業との正式な取引(契約)が発生したことで、市としてこれまでのゆるやかな運用を明確な「条例」として文化・ルール化する必要が出てきたのではないかと推測できます。
そのルール作りの過程で「商用を有料にする以上、個人の持ち帰りも有料化して管理を統一しよう」という判断になったのかもしれません。とはいえ、これまで無料で親しんできた地元の利用者からすれば、「結果として個人の無料枠まで一緒になくなってしまった…」とモヤモヤを感じてしまうのも無理はない展開と言えそうです。
便利になる一方で、ローカルな良さが消える寂しさ
ルートインができることで十日町市が賑わったり税収が増えたりするのは間違いなく良いことです。
ただ、そのしわ寄せで地元住民に長年親しまれてきた「素朴な無料サービス」がなくなってしまうのは、やっぱりどこか寂しいですし、「なんだかなぁ」と思ってしまうのも正直なところですね。20Lまで無料とかそういう設定もあっても良かったのかなとも思います。
12月の運用開始に向けて、現場で混乱が起きないような案内がされると良いですね。

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