最近、ニュース(2026年10月)で長崎市における日本脳炎の発生(長崎市内では25年ぶり)が報じられました。
「豚から蚊を介して感染する」という仕組みを聞いて驚いた方もいるかもしれません。
日本脳炎は昔の病気と思われがちですが、媒介する蚊(コガタアカイエカ)は新潟県内にも生息しており、夏から秋にかけて自治体などから注意が呼びかけられています。
今回は、過度に心配しすぎず、私たちが落ち着いて知っておくべきポイントをまとめました。
1.日本脳炎ってどんな感染症?
日本脳炎は、「ウイルスを持つ豚などの血を吸った蚊(主にコガタアカイエカ)が、人を刺すことで感染する」病気です。
豚の体内でウイルスが増殖しますが、豚自身が病気になるわけではありません。
その豚の血を吸った蚊が人を刺すことで感染が広がります。なお、人から人へ直接うつることはありません。
2.新潟県内の状況と蚊の活動
新潟県内においても、媒介となるコガタアカイエカは水田などに生息しています。
そのため、活動期(5月中旬~10月下旬ごろ)になると、新潟県や市町村のホームページ等でも蚊への注意喚起が行われています。
全国的に見てもワクチンの普及や環境の変化によって現在の患者数は非常に少なくなっていますが、「まったく関係のない遠い国の話」というわけではなく、シーズンごとの一般的な予防を心がけておくことが大切です。
3.日常生活でできる対策
過度に怖がる必要はありませんが、日常の基本的な対策を頭に入れておくと安心です。
① 蚊に刺されない工夫
蚊の活動期(特に夕方から夜間)や、水辺・草むらなどにお出かけの際は、以下のような一般的な防除策が有効です。
- 長袖・長ズボンを着用して肌の露出を減らす。
- 虫よけスプレーなどを活用する
- 住まいの周りにボウフラが発生しやすい「水たまり」を放置しない
② 予防接種について(行政からの案内)
予防接種については個人の自己判断ではなく、行政や医療機関の情報・指針を確認することが推奨されています。
新潟市の公式サイトでは、日本脳炎予防接種について以下のように説明されています。
日本脳炎予防接種について(新潟市)
「日本脳炎ワクチンは、定期予防接種として対象年齢ごとに接種スケジュールが定められています。(中略)対象者や接種回数、特例措置等についての詳細は新潟市公式ホームページをご確認いただくか、お近くの指定医療機関・区役所健康福祉課へご相談ください。
(参考:新潟市公式ホームページ「日本脳炎予防接種について」)
※接種時期や体調面での懸念がある場合は、かかりつけの医師にご相談いただくのが確実です。
ニュースを聞くと不安になりがちですが、正しい知識を持つことで落ち着いて対処できます。
日頃の虫刺され対策をはじめ、行政から案内される定期接種の注意事項を確認し、気になる点があれば医療機関へ相談してみましょう。シーズンに合わせた適切な予防を心がけながら、安心・快適に過ごしていきましょう。

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