UX新潟テレビ21「ナマ+トク」の「トクおし!」のコーナーで、三条市下田でコクワのリキュールを造っている「こくわ酒本舗」さんが取り上げられました。取材は大西遥香さん。
コクワを栽培しながら農家さんと協力して、三条の新たな名産品を生み出そうとしています。
小出子恵出さんは20年ほど前からコクワの栽培。
こくわ酒本舗の従業員は小出さん1人です。
そもそもコクワって?
マタタビ科の植物で、別名をサルナシ。
旬は10月下旬から。
2015年に新潟県の特産品に指定される。
味はキウイフルーツに近く甘酸っぱい。
三条市ではカレーやドレッシングにも使われています。
番組では、地元コクワ生産者の山井さんたちに手伝ってもらいながら来年度の仕込み作業の様子が紹介されました。
大西遥香さんもがんばって1袋5kg、総重量500kgの冷凍コクワを仕込みタンクに運ぶお手伝いをしてました。
5kgってかなり重いですよね。
そして、地下70メートルの井戸水を500リットル入れ、最後にアルコール度数95度を水と同じく500リットル入れます。
それから3ヶ月後に実を取り出します。
その後、半年以上熟成させて完成です。
なぜコクワでリキュールを?
小出子恵出さん「コクワを使ってワインを作ったらとんでもなくうまいのができた」
完熟していない実が入ると味が変わるので商品化できませんでした。コクワの生産者も減る一方。
自身で栽培するコクワをリキュールにして楽しんでいた小出さん。コクワを生産し続ける生産者のためにコクワのリキュールの商品化を決意。
小出さん「コクワを新潟県の特産品に指定してもらって、国の構造改革特別区域として、こくわ酒特区の認定をしてもらった」
三条市が2016年、こくわ酒構造改革特別区域に認定。
コクワを原料とする酒類の製造要件が緩和されました。
リキュールを製造するには、酒類製造免許を取得する必要がありました。
小出さん「国は日本酒を作る酒屋を守るために(新しい酒屋を)参入させない。免許取得のハードルを高くしている」
そこで、定められた細かい要件を一つ一つクリアし、4年かかって酒類製造免許を取得しました。
そして2019年12月10日に販売開始できました。
コクワのリキュール「古久和酒」
古久和酒(720ml)価格3,300円
砂糖が入っていないので甘すぎないリキュールです。
第一弾はアルコール度数18度で、リキュールとしては高めですが、コクワの自然な甘みがおいしいお酒に仕上がりました。
こくわ酒本舗
店名 | こくわ酒本舗 |
住所 | 新潟県三条市大平910 |
電話 | 090-3142-9082 |
こくわ酒本舗・アクセス(周辺の地図・場所)
三条市で栽培されるこくわをリキュールにした「古久和酒」です。
三条市の新たな名産品が誕生しました。
気になる方はこくわ酒本舗さんにお問い合わせください。
今後、三条市内にある道の駅でも販売される予定だということです。
出典元:UX新潟テレビ21さん(ナマ+トク)、お店:こくわ酒本舗さん、画像はイメージです。