秋風が心地よく吹き抜け、木々が少しずつ色づき始める季節となりました。秋といえば、美味しい味覚がたくさん思い浮かぶ食欲の秋の季節ですね。
新潟の秋を代表する味覚といえば、何といっても外せないのが「おけさ柿」です。
今年も佐渡市を中心に、待ちに待った収穫シーズンが本格的にスタートしています。今回は、旬を抑えたおけさ柿の魅力や現在の様子、そして気になる購入場所についてご紹介します。
佐渡市で早生品種の収穫が本格化!今年の生育と農家さんの思い
新潟県佐渡市の両津地区などにある柿畑では、ハサミを使った丁寧な手作業で、早生品種のおけさ柿の収穫が進められています。
今年(2026年)は春先の水不足の影響を受け、農家の方々が雨を待ち望む時期もあったそです。いざ収穫シーズンを迎えてからも、突然の雨など天気が変わりやすい日が続くため、「果皮に傷がついてしまわないか」と日々気をもみながら、愛情を込めて大切に育てられています。
手間暇かけて育てられたおけさ柿は、食べた人から「甘くておいしい!」と毎年大好評。
自家用として楽しむのはもちろん、お世話になった人へのプレゼントや、余った分を美味しい「干し柿」にして楽しむなど、地域の人々の温かい愛情が詰まっています。
おけさ柿の美味しさの秘密・豆知識

1.「おけさ柿」の品種と歴史・名前の由来
- 主な品種
- 刀根早生(とねわせ)柿
- 9月下旬~10月上旬から出荷される早生品種
(今回の収穫されてた品種)
- 9月下旬~10月上旬から出荷される早生品種
- 平核無(ひらたねなし)柿
- 10月中旬~11月頃に出荷される主力品種。
- 刀根早生(とねわせ)柿
- 名前の由来
- 生産量の約6割以上を佐渡島が占めていることから、佐渡の有名な民謡「佐渡おけさ」にちなんで名付けられました。
- 別名「八珍柿(はっちんがき)」
- 種がないことから「越後七不思議」に次ぐ“8番目に不思議な柿”という意味を込めて、地元では「八珍柿」とも呼ばれて親しまれています。
- (※原木は新潟市秋葉区にあり、樹齢300年を超えて今も実をつけます)
2.なぜ「柿渋」なのに甘くてとろけるのか?(脱渋技術)
おけさ柿は本来柿渋ですが、店頭に並ぶ時には極上の甘さになっています。
- 渋抜き(脱渋:だつじゅう)の仕組み
- 渋みのもとである水溶性の「タンニン」を、アルコールや炭酸ガス処理によって不溶性(水に溶けない状態)へ変化させています。
- 口の中で渋みを感じなくなるため、もともと柿が持っている強い甘みがストレートに感じられるようになります。
- 甘柿にはない食感
- 渋抜きを経ることで、甘柿にはない「とろけるような滑らかな肉質」と「ジューシーで深い甘み」が生まれるのが最大の魅力です。
3.佐渡島ならではの栽培環境
- 「フルーツの島」佐渡の気候
- 佐渡島は対馬暖流(暖流)の影響を受けるため、新潟県本土に比べて「冬は暖かく、夏は涼しい」恵まれた気候です。
- 特に羽茂(はもち)地区、赤泊(あかどまり)地区、新穂(にいぼ)地区などは昼夜の寒暖差が大きく、甘みがしっかり蓄積された高品質な柿が育ちます。
4.栄養と健康・美容効果
「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざ通り、非常に高い栄養価を誇ります。
- ビタミンC
おけさ柿1個でレモン1個分(成人の1日分の必要量)のビタミンCを摂取可能。 - ポリフェノール
渋抜きによって不溶化したポリフェノールが豊富で、その量は赤ワインの約10倍、お茶の約30倍と言われています。
おけさ柿の販売場所(どこで買える?)
美味しいおけさ柿は、旬の時期になるとさまざまな場所で手に入れることができます。
直売所や道の駅
佐渡市内や新潟県内の産直市場、道の駅などでは、新鮮で質の高いおけさ柿が並びます。
スーパー・青果店
地元・新潟県内のスーパーや青果店の店頭にも、秋の旬のコーナーに続々と登場します。
オンラインショップ・産直サイト
JAの公式通販サイト(JAタウン)や、新潟の特産品を扱うオンラインストア(JA全農にいがた等)などを通じて、全国からお取り寄せ購入することも可能です。
新潟市でも佐渡産のおけさ柿は買えるの?
「佐渡の名産品だけど、新潟市内でも買えるの?」と気になる方も多いかもしれませんが、ご安心ください。新潟市内でも、秋になると身近な場所で佐渡産のおけさ柿を購入することができます。
新潟市中央卸売市場などへも日々新鮮な青果が届けられており、市内の大型スーパー、地元の青果店、直売所などの店頭にたくさんの「おけさ柿」が並びます。県内だからこそ、新鮮でみずみずしい状態のものを手に入れやすいのは嬉しいポイントですね。

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