新潟市中央区の「人情横丁(正式名称:本町中央市場)」は、地域の歴史と人情味あふれるスポットとして地元の人々だけでなく観光客にも愛されています。この商店街は、新潟駅から車で約10分という便利な立地にあり、商店が並ぶ全長約160メートルの通りには、飲食店や日用品を扱う店など約38軒が軒を連ねています。ここでは、地元の食文化や温かい人情に触れることができ、昭和の情緒を今に伝える場所として多くの人を魅了しています。
創業74年の老舗「にいがた石山」地元に愛される名店

人情横丁の一角にある「にいがた石山」さんは、昭和27年(1952年)創業以来、地元の常連客や観光客に愛されてきた老舗海産物店です。店内は家族経営ならではの温かい雰囲気が漂い、訪れる人々を心地よく迎え入れます。特に、長年包丁を握り続けるお母さんの存在は、このお店の大きな特徴であり、長きにわたる伝統を感じさせるものです。
新潟の海産物と郷土料理の宝庫
「にいがた石山」は、新潟の豊かな海の恵みを活かした海産物が数多く取り揃えられています。新巻鮭やスジコは、贈答品としても人気の高い一品です。また、自家製の干物や粕漬けなどの加工品も取り扱い、家庭で新潟の味を手軽に楽しむことができます。
さらに、郷土料理「のっぺ」や手作りの昆布巻きや惣菜も名物商品のひとつです。これらの料理には、新鮮な素材と丁寧な調理が詰まっており、家庭の温かさを感じさせる味わいとなっています。店主のこだわりと家族の力が一体となり、これらの名品が生まれているのです。
人情横丁が醸し出す昭和レトロな魅力
「にいがた石山」が位置する人情横丁は、昭和の時代を彷彿とさせる風情が残る商店街です。商店街には飲食店や生鮮食品店のほか、和菓子店や日用品を扱う店も並んでおり、訪れる人々がその多様性を楽しむことができます。
例えば、地元の食材を使った料理を提供する飲食店、懐かしい雰囲気の雑貨店などがあり、新潟の文化を身近に感じることができます。この商店街を散策するだけでも、新潟の生活や文化を垣間見ることができるでしょう。
地元の人々と観光客をつなぐ場所
人情横丁は、地元の住民の日常の一部でありながら、観光客にも広く開かれた場所です。新潟の文化や食材を求める観光客にとって、人情横丁での買い物や食事は、地域の人々と交流する貴重な体験になるはずです。「にいがた石山」のような老舗に訪れることで、新潟の文化とその魅力をより深く知ることができます。
店舗情報
「にいがた石山」は、74年の歴史と家族の絆が詰まった温かいお店です。新潟の味と昭和レトロな雰囲気を楽しめる「人情横丁」と共に、新潟市を訪れる際にはぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。