UX新潟テレビ21「まるどりっ!」の「得報・新潟の女神たち アイデア料理が老舗の危機を救う」で、糸魚川市寺町にある「一印かまぼこ屋」さんが取り上げられました。
一印かまぼこ屋
江戸時代後期から170年近く続く老舗かまぼこ屋。
糸魚川唯一のかまぼこ店です。
7代目 松本利恵さん
昔からあるお店の定番商品は、くしがたかまぼこ。
昔のくしの形(髪の毛にさすくしの形)から名前が付けられたそうです。
一印かまぼこ屋の「めぎすさつまあげ」
めぎすさつまあげ
めぎすだんご
地元でとれる糸魚川名産めぎすを使ったさつまあげ、つみれだんごなど練り物を販売。
お店の隣に加工場があります。
工場ないには、大きな石臼があります。
昔ながらの製法でスケソウダラを擦ります。
擦り終わると長さ1.8mの長い板にのせます。
一晩寝かせ生地が落ち着くまで待ってから包丁で1枚1枚切ります。
茹でて、60年以上前から使用しているオリジナルかまぼこ焼き機で焼いていきます。火加減たとても難しいそうです。
どうしても穴が空いてしまうものが出てきますが、逆転の発想で商品化しました。失敗作を焼いて出すとお客さんが喜んでもらえるので安く提供しています。
パッケージには「残念ながら本日の失敗作」と貼って売っています。
穴が空いても味や食感に違いはないのでお客様に大変喜ばれるといいます。
かまぼこが売れず経営難に
平成9年ごろ、かまぼこが売れず経営難に。
多額な借金もあって、お店をやめるか、どうするか家族会議をしました。
その時、祖母のアサノさんが、利恵さんにそっとお願いしたそうです。
「店をなくさないでくれ」
それを聞き、何とかしないとと思いお母さん、妹の紗都美さんと共に思い切った行動をはじめます。
それは、昔の行商みたいに妹さんと1軒ずつ回りました。
今日はあっちの町、こっちの町と毎日違うところを1軒1軒「一印です」と言って回りました。
その日のことをいろいろ思い出すと涙が止まりません。
しかし利益が出るほどは売れませんでした。
ある日、利恵さんはひらめきました。
そのアイデア商品がお店の窮地を救うこととなります。
お店を救ったアイデアかまぼこ料理
「若い人にも子どもたちにも喜んでもらえる商品を作りたい」と考えます。
アイデア商品とは、「かまぼこメンチ」です。
かまぼこメンチ
平成11年頃誕生。
魚のすり身に挽き肉、玉ねぎを入れたかまぼこのメンチカツです。
外はサクサク、中は弾力があってジューシー。
何も付けなくても美味しい。
いまでは戦国ご当地グルメ大合戦で3年連続グランプリ受賞する人気商品になりました。
「お肉じゃないからヘルシー、子どもも食べやすくてすごい食べる」と常連客さんに人気です。
ブラックかまぼこメンチ
イカ墨を使い糸魚川の味とコラボした商品です。
中にはイカの身が入っています。
オリジナルメッセージかまぼこ
20代と若い人に人気があります。
ちょこっと食べてくんない
本日の失敗作のいろんな味の一口大バージョンです。
一印かまぼこ店(糸魚川)
| 店名 | 一印かまぼこ店 |
| 住所 | 〒941-0058 新潟県糸魚川市寺町2丁目8−7 |
| 電話 | 025-552-0411 |
| 営業時間 | 8時~18時 |
| 定休日 | 日曜 |
| URL | 一印かまぼこ店 |
一印かまぼこ店(アクセス・周辺の地図・場所)

新潟県糸魚川市寺町にある「一印かまぼこ店」さんです。
糸魚川で唯一の江戸時代末期から続く老舗かまぼこ屋さん。
お店を救ったアイデア商品は「かまぼこメンチ」です。
見た瞬間に「食べてみたい!」と思いました。
おいしそうですね。
かまぼこメンチは通販できるようですよ。
出典元:UX新潟テレビ21さん(まるどりっ!)、お店:一印かまぼこ店さん、画像出典元:一印かまぼこ店さんHPより

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