2025年9月12日、新潟県五泉市の誇るブランド里芋「帛乙女(きぬおとめ)」の出荷が始まりました。今年も、阿賀野川流域の肥沃な土壌と丹精込めた栽培によって、滑らかで美しい白肌の里芋が市場へと届けられます。
初出荷は約4トン、品質は例年以上

JA五泉一本杉集配センターには、朝から農家の皆さんが収穫したばかりの帛乙女を持ち込み、選別・箱詰め作業が行われました。今年は夏の雨量が程よく、芋の形・大きさともに揃い、例年以上の出来栄えとのこと。出荷は来年の3月末まで続き、総量は約930トンを見込んでいます。
「帛乙女」ってどんな里芋?
- 五泉市の絹織物文化にちなんだ名前
- 真っ白な肌と、口の中でとろけるような滑らかさ
- 煮崩れしにくく、和洋どちらの料理にも合う万能選手
おすすめの食べ方は?
地元では定番の「のっぺ」や「いも味噌」が人気ですが、今年は部会長さんから「グラタンなど洋風アレンジも挑戦してほしい」との声も。帛乙女のクリーミーな食感は、ホワイトソースとの相性も抜群です。
保存のポイント
- 土付きのまま新聞紙に包み、風通しの良い涼しい場所へ
- 箱の蓋は閉めず、湿気を逃がすのがコツ
- 洗うのは調理直前がベスト
地域の取り組みも活発に
五泉市では「さといもの日」や食育イベントも開催され、地元の子どもたちが帛乙女の収穫体験を通じて農業の大切さを学んでいます。こうした活動が、地域の食文化を次世代へとつなぐ架け橋になっています。

今年の秋は、五泉の「白肌美人」帛乙女で、食卓にほっこりとした季節の彩りを添えてみませんか?
地元の味を、もっと身近に。とても美味しいです。ぜひ味わってみてください。