村上市に位置する「桃川農園」さんは、安心・安全な農作物を提供する小さな農家です。農薬を極力使用せず、環境に配慮した循環型農法を30年以上続けており、地域の自然と調和した農業を行っています。この記事では、桃川農園の特徴や魅力、特に注目の「はさがけ米」と「野菜ベーカリー」、「お食事処」について詳しくご紹介します。
桃川農園の特徴
桃川農園は、新潟三大コシヒカリの一つ「岩船米」の産地である村上市桃川に位置しています。この地域は、日本海の波打ち際から約10kmの里山の麓に広がる田園地帯で、通風や日照に恵まれ、昼夜の温度差が大きいことからお米の栽培に適した環境です。
農園では、「岩船産コシヒカリ」や「岩船産新之助」を栽培しており、これらの稲わらを食べた黒毛和牛「村上牛」の牛糞を堆肥として使用することで、土壌の改良を行っています。この循環型農法により、健康で味の濃いお米や野菜の生産をしています。
また、農薬や化学肥料の使用を極力抑えた栽培を心がけ、特別栽培米や無農薬野菜を提供しています。夏から秋にかけては、砂地土壌を活かした野菜栽培も行っており、アスパラガスやブロッコリー、枝豆、トウモロコシ、フルーツプチトマト、栗かぼちゃ、サツマイモ、里芋、越後姫などが栽培されています。規格外の野菜を使って、「焼きいもプリン」や「野菜ジェラート」の販売も行っています。
桃川農園の「はさがけ米」

桃川農園の「はさがけ米」は、農園の中でも特に注目すべき商品です。「はさがけ米」とは、収穫した稲を天日干しする伝統的な方法で作られたお米のことです。この方法により、稲が自然の風と太陽の光を浴びることで、旨味や甘みが増し、香り豊かなお米が出来上がります。
桃川農園では、農薬や化学肥料を極力抑えた環境に優しい農法で「はさがけ米」を栽培しています。このお米は、手間暇を惜しまず丁寧に作られており、特別栽培米として全国の消費者に届けられています。特に、炊き上がりの香りがふっくらとした食感が特徴で、多くのリピーターに愛されています。
商品の販売
▶ 桃川農園 食べチョク
桃川農園ベーカリー

桃川農園では、規格外野菜の有効利用を目的として、農園内にベーカリー店舗「桃川農園ベーカリー」をオープンしました。ここでは、四季の旬野菜を使った「やさいパン」や、サツマイモを使ったプリン・ジャムなどを手作りで提供しています。
ベーカリーのパンは、北海道産の小麦や種子島産の砂糖など、身体に優しい素材を使用しており、健康や美容に気を使う方にもおすすめです。
店舗情報
- 店舗:桃川農園ベーカリー
- 住所:新潟県村上市桃川471-5
- 電話:0254-75-5646
- 営業時間:11時~16時
- 定休日:火、水曜
- 公式サイト:桃川農園ベーカリー公式サイト
訪れる際は、新鮮な野菜を活かした健康的なパンをぜひ味わってみてください。
峠のめし屋 桃川農園
「峠のめし屋 桃川農園」は、桃川農園が直営する食事処で、農園で収穫されたお米や地元産の食材をふんだんに使用した料理を提供しています。メニューには、岩船米を使ったおにぎりや定食、季節のぶっかけ飯などがあり、地元の味を堪能できる場所として人気です。
おすすめメニュー
- 鬼おろしぶっかけ:新之助のご飯に大根おろし、ネギ、しらす、ノリ、生卵を添えたシンプルなぶっかけ飯。
- 村上鮭ととろろぶっかけ:地元特産の村上鮭を使用した贅沢な一品。
- 一汁一菜セット:おにぎり2個に野菜たっぷりの味噌汁と漬物が付いたセット。
店舗情報
- 店舗:峠のめし屋
- 住所:新潟県村上市桃川474
- 電話:0254-75-5529
- 営業時間:11時~14時(ラストオーダー13時30分)
- 定休日:火、水曜
「峠のめし屋」は、地元の食材を活かした料理を提供するだけでなく、村上市の自然や文化を感じられる特別な場所です。
商品の販売
▶ 桃川農園 食べチョク
桃川農園は、環境に優しい農法と伝統的な技術を融合させ、地域の魅力を広める取り組みを行っています。「はさがけ米」はその品質と味で全国的に評価され、ベーカリーでは規格外野菜を活用した独創的なパンやスイーツが提供されています。農作物の卸販売を中心としながらも、その魅力を多くの人々に伝える努力を惜しまない桃川農園の野菜は都内の有名店でも使われています。ぜひ、その味わいと雰囲気を体験しに訪れてみてはいかがでしょうか。